NFTはどこで売買できる?
NFT作品を売買するには、NFTマーケットプレイスを利用します。NFTマーケットプレイスは、NFTの売買を可能にするプラットフォームです。
NFTマーケットプレイスの主な役割は、作成したNFTの売買です。加えてNFTを保有しているユーザー間で、保有しているNFTを取引できる2次流通も行えます。
NFTマーケットプレイスは一つだけではありません。それぞれ特徴があったり手数料が違ったりするため、違いを把握しておく必要があります。
NFTの売買におすすめのマーケットプレイス5選
NFTの売買におすすめのマーケットプレイスは5つです。
マーケットプレイス | 特徴 |
---|---|
OpenSea | 流通しているNFT作品の量が比較的多いため、お気に入りの作品が見つけやすい必要になるガス代(手数料)が無料なため、初心者でも安心して取引が行える |
Rarible | NFTの売買だいけでなく、独自トークンRARIをガバナンストークンとして活用しているため、トークンにも価値を見出しやすい |
SuperRare | 出品される作品が緻密に選別されているため、NFTの質が高く、詐欺や偽物が出回る可能性が低い |
Coincheck | シンプルなデザインであり、操作性のいいインターフェースを備えているため、NFT初心者でも使いやすい手数料が一切掛からないため、ビットコインで頻繁に取引する人にとってお得 |
Adam byGMO | クレジットカードに対応しているため、NFT初心者でも参入しやすいNFT保有者限定コンテンツがあり、好きなクリエイターの作品を楽しみやすい |
各NFTマーケットプレイスの特徴を分かりやすく紹介します。
Opensea
Openseaは、取り扱っているコンテンツが豊富で、世界最大級の取引量があるNFTマーケットプレイスです。
日本円での取り引きができないため、国内取引所で暗号資産に交換してからNFTの取り引きを行います。一般的には流通量も多いイーサリアムが使用されています。
OpenseaはNFTの流通量も多く誰でも出品できるのが特徴ですが、そのメリットを利用して偽物が流通している場合があるため注意してください。
なお、海外サイトのため基本言語は英語になりますが、Google Chromeの翻訳機能を利用すれば日本語で閲覧することができるので安心です。
筆者のNFTコレクションもOpenSeaで販売してるよ
取扱コンテンツ |
|
---|---|
主な取扱仮想通貨 |
|
手数料 | 販売手数料:2.5% |
対応ウォレット |
|
対応ネットワーク |
|
Rarible
Raribleは、一部機能は日本語で案内されるなど、初心者にも利用しやすいNFTマーケットプレイスです。また、NFTの発行や出品も手軽にできます。
NFTの売買で受け取れるRARI(ガバナンストークン)は、海外の仮想通貨取引所に上場しているため売却することができます。
RARIは、所有していることでコミュニティへ参加できるため、そのまま所有しておく人も少なくありません。
取扱コンテンツ |
|
---|---|
取扱仮想通貨 |
|
手数料 | 販売手数料:2.5% |
対応ウォレット |
|
対応ネットワーク | イーサリアム |
SuperRare
SuperRareは、デジタルアートに特化したSuperRare社が運営するNFTマーケットプレイスです。NFTの出品には一定の審査が必要になるため、詐欺や偽物が出回る可能性が低いのが特徴です。
また、低品質のデジタルアートが出回らないため、高いクオリティのNFTを取り引きできます。
VRを利用した3Dのアートショーが定期的に開催され、デジタルアートを3Dで楽しむことができます。
また、購入したNFTは一般向けに公開することも可能です。売買だけでなく、自分の観賞用にアートを持ちたい人にもおすすめです。
取扱コンテンツ | デジタルアート |
---|---|
取扱仮想通貨 | イーサリアム |
手数料 |
|
対応ウォレット |
|
対応ネットワーク | イーサリアム |
Coincheck NFT(β版)
Coincheck NFT(β版)は、暗号資産の取引所である「Coincheck」が運用するマーケットプレイスです。日本国内では初めての暗号資産交換業者が運営しています。
ユーザー同士でNFTの売買ができるため、NFTの転売で利益を出したい人にもおすすめです。
個人間での取り引きはオフチェーンで行われるため、ブロックチェーン上で売買する必要がなく、イーサリアムのガス代を避けることができます。
決済に使える暗号資産も多いため、自身が持っている通貨で取り引きしやすいのが魅力でしょう。
取扱コンテンツ |
|
---|---|
取扱仮想通貨 | BTC,ETH, MONA, LSK, XRP, XEM, LTC, BCH, XLM,QTUM, BAT, IOST, ENJ, OMG, PLT, SAND (取扱通貨は、順次追加予定) |
手数料 |
|
対応ウォレット | MetaMaskなど |
対応ネットワーク | イーサリアム |
Adam byGMO(β版)
AdambyGMO(β版)は、漫画家や音楽家、YouTuberなどのクリエイターの作品が多く出品されているNFTマーケットプライスです。同マーケットプライスは、2021年8月より提供開始となった、比較的新しいのが特徴で、日本円での決済ができます。
なお、作品が購入されるたびにクリエイターにロイヤリティが還元される仕組みとなっており、応援したい人を直接推すことが可能です。
現時点では、格闘技選手やYouTuberヒカルさん、漫画家東村アキコさん、坂本龍一さん、小室哲哉さんなどの著名人も出品しています。
今後は、一般のアーティストの出品も可能にすべく検討中とのことで、ますます盛り上がる可能性があるでしょう。
取扱コンテンツ |
|
---|---|
取扱仮想通貨 | イーサリアム |
手数料 |
|
日本円の対応 | 可能(クレジットカード・銀行振込) |
対応ウォレット | MateMask |
対応ネットワーク | イーサリアム |
NFTマーケットプレイスによって扱っているNFT作品が異なるため、NFTマーケットプレイスを比較してお気に入りのNFT作品を見つけてみましょう。
NFTの売買を始める前の2つの準備
NFTの売買を始める前に行う準備は、以下の2ステップです。
- 仮想通貨取引所でアカウント開設
- ウォレットの作成
本記事を参考にしながら、NFTを始める準備を始めましょう。
仮想通貨取引所でアカウント開設
NFTは仮想通貨を用いて取引を行います。まずは、仮想通貨取引所でアカウントを開設し、仮想通貨を購入できる状態にしましょう。
NFT初心者の方は、シンプルな画面で分かりやすいCoincheck(コインチェック)がおすすめです。
本記事では、コインチェックを例に仮想通貨取引所の開設方法を紹介します。
Coincheck(コインチェック)の「会員登録ページ」へ。
画面の指示に従って、メールアドレスとパスワードを設定。
登録したメールアドレスに、コインチェックからメールが届いたら、メールの中にあるURLをクリック。
会員登録ページが表示されたら「本人確認をする」ボタンをクリック。
必要情報を入力し、登録を完了させましょう。
必要情報の確認のため、運転免許証やパスポート、個人番号カードなどが必要です。コインチェックで画像のアップロードを行うため、手元に用意しておきましょう。
本人確認の審査が完了すれば、コインチェックの機能が使えるようになります。
ウォレットの作成
仮想通貨取引所に登録が完了したら、仮想通貨専用の財布(=ウォレット)を作成します。
本記事では、仮想通貨ウォレットで最も標準的な機能を備えているMetaMaskを例に、PCでウォレットを作成する方法について紹介します。
ChromeでMetaMaskの公式ページにアクセス。
表示された画面で「Chromeに追加」をクリックし、インストール。
インストール完了後、パソコン右側に表示された狐のアイコンをクリック。
「開始」をクリック。
右側の「ウォレットを作成」をクリック。
品質向上のご協力画面が表示されたら「同意します」をクリック。
利用規約を確認したら、パスワードを設定し、「作成」をクリック。
パスワードの設定が完了したら、12個の英単語からなる「バックアップフレーズ」を確認します。
南京錠マークをクリックすると、バックアップフレーズが表示されます。
バックアップフレーズは、パスワードを忘れた場合や誤ってMetaMaskを削除してしまったときに、データを復元するために必要です。
最悪の場合、購入した仮想通貨を全て失いかねないため、バックアップフレーズは必ず保管を行ったうえで誰にも見られないように注意してください。
先ほど確認・保管したバックアップフレーズを、順番通りに入力します。
間違えることなくバックアップフレーズを入力すると、合格画面が表示されます。すべて完了をクリックすると、ウォレットが作成できます。
これで準備OK‼️
NFTの購入手順
NFTの購入手順は、以下の5ステップで行います。
- マーケットプレイスを選択
- 仮想通貨取引所で指定の仮想通貨を購入
- ウォレットに仮想通貨を移動
- ウォレットとマーケットプレイスを連携
- 購入するNFTを確認
購入手順を分かりやすく解説します。
取引したいNFTマーケットプレイスを選択しましょう。
NFTマーケットプレイスによって、扱っているNFTアート作品のジャンルや種類が異なります。
購入したいNFT作品をNFTマーケットプレイスから探しましょう。
気に入ったNFT作品を発見したら、NFT作品の指定通貨を確認し、仮想通貨取引所で指定の仮想通貨を購入します。
本記事では、コインチェックでイーサリアムを銀行振り込みで購入する手順を例に解説します。
ホーム画面から「日本円を入金」をクリック。
「銀行振込」を選択し、ユーザーIDを確認
「ユーザーID 氏名」を振込人名義に設定して、振込先口座へ振り込む。
コインチェック内に日本円の振込が完了できたら、画面左下の販売所をクリック。
イーサリアムを選択して、「購入」ボタンをクリック。
数量欄の単位が「ETH」であることを確認し、購入する金額を入力。その後「日本円でイーサリアムを購入」を購入ボタンをクリックすると購入できます。
ウォレットに暗号資産(仮想通貨)が準備ができたら、NFTマーケットプレイス内で欲しいNFTを購入しましょう。
NFTマーケットプレイス内の購入ページで、購入ボタンを押すことで簡単にNFTアートが購入できます。