コインチェック でんき支払いサービスを解説

暗号資産取引所コインチェック(Coincheck)では、暗号資産の現物販売の他に、さまざまなサービスを展開しています。電気料金の支払いでビットコイン(BTC)がもらえたり、また最近ではアンケートに答えることでビットコインが付与されるサービスも始まりました。

本記事ではサービスの概要や手続き手順の解説、そして実際にどれくらいのビットコインがもらえるのかを検証してみます。

コインチェック(Coincheck)でんきのサービス概要

コインチェック(Coincheck)でんき」はコインチェックを介して電気供給業者と契約を行うことで、ポイントのように電気代の一部をビットコインで還元してもらえたり、または電気料金をビットコインで支払うことで割引を受けることができます。北海道から九州までの全国各地で対応しており、電気供給契約は株式会社イーネットワークシステムズと結ぶことになります。

プランとして「ビットコイン付与プラン」と「ビットコイン決済プラン」の2種あり、付与率・割引率は一律で同じになっています。ビットコインを貯める方が良いか、もしくは日々の電気代を安くするか、お好みで選ぶことができますね。

付与率と割引率は下記一覧で確認してみてください。

地方料金プランアンペア数付与・割引率
北海道従量電灯B30A1%
40A4%
50A6%
60A7%
従量電灯C7%
東北従量電灯B30A1%
40A3%
50A4%
60A5%
従量電灯C5%
東京/中部従量電灯B30A1%
40A4%
50A5%
60A6%
従量電灯C6%
北陸従量電灯B30A1%
40A3%
50A4%
60A5%
従量電灯C5%
関西平均使用量300kWh以上5%
中国平均使用量300kWh以上5%
四国平均使用量350kWh以上5%
九州従量電灯B30A1%
40A2%
50A4%
60A5%
従量電灯C5%

それでは付与プランの契約をすると、どれだけのBTCがもらえるのか、例を挙げてみましょう。例えば東京にお住まいの方が「従量電灯B・40A」での契約を行い、月々の支払金額が4.000円だった場合、その4%にあたる160円分のビットコインがコインチェックの口座に振り込まれます。

12月現在の価格を参考に、1BTC=240万円とすると、0.0000667BTC程度ですね。少額と感じるかもしれませんが、月々の支払で自動的に付与されることと、他のポイントとは違って消滅することがないので、いつでも引き出したりすることができます。

コインチェック(Coincheck)でんきの申込み方法

コインチェックを介してのサービスであるため、ビットコインの付与先・決済元はすべてコインチェックに登録してある口座のビットコインウォレットが利用されます。そのため、まずは口座開設しなければ、サービスは受けることはできません。

下記に口座開設の手続きに関する詳細がありますので、まだ口座開設を行っていない方はこちらから手順を確認しつつ、進めてみてください。

口座開設してからの手順になりますが、実際に申込みをしてみましょう。今回はPCからの操作で進めていきますが、スマートフォンからも申し込みは可能で、メニューの位置等にも違いはありません。

まず、コインチェックのホームページに行き、「取引アカウント」でログインします。ログインすると左側に各種メニューがあるので、その中の人型のマークを選んだ先のメニューにある「Coincheckでんき」という項目をクリックしてください。

すると、Coincheckでんきの説明と申込みリンクのあるページに変わります。サービスの概要と各種料率の情報から、更に下に行くと、利用開始までの流れについての説明書きがあります。そちらにのっとって手続きを進めていきましょう。

最初にプランの選択です。上記にもあるように「ビットコイン付与プラン」か「ビットコイン決済プラン」のどちらかを選びます。そして、各種約款や同意項目にチェックをつけたら、中央の「プラン確定」ボタンをクリックします。

なお、一度プランを確定してから別のプランに切り替えることは、この画面では不可能になりますが、申込みフォーム記入時に再度プラン選択の項目がありますので、間違ったとしても手続きを進めて大丈夫です。しかし、お申込み手続きが完了してしまった後はプラン変更できませんので、この段階できちんと考えておきましょう。

プランを確定すると、お申込み画面に「申し込みフォームにすすむ」というボタンが出てきます。そちらをクリックすると、画面上にポップアップでの確認が出た後に別ウインドウが開き、イーネットワークシステムズの申し込みフォームページに移ります。

ここからは電気供給契約の手続きになりますので、お手元に普段の電気料金支払いで届く「検針票」を用意しておいてください。

現在の契約から切り替える方の場合、検針票を基に情報入力を行う必要があります。中央にある「検針票の画像を送付する」ボタンか、「検診票の内容をご自身で入力する」ボタンのどちらかを選んでクリックしてください。今回は画像提出の方法で進めていきます。

ボタンをクリックすると、画像提出用のページに移ります。管轄エリア(=地方)を選んだら、電力会社を選択しましょう。管轄エリアを選ぶと、その地方における検針票のイメージが中央に映し出されます。赤い四角で囲まれた箇所が必要な情報になりますので、そちらが明確に写っている写真を用意してください。

イメージの下にアップロード用のボタンがあるので、そちらをクリックし、用意した写真をアップロードします。画像の提出が済んだら、その下にある「申込内容の入力」を押して、必要情報入力用フォームに移ります。

各種項目に示された内容を記入していきます。ここの「申込プラン」の項目で「ビットコイン付与プラン」か「ビットコイン決済プラン」を選択できます。ここで申し込んだ内容で最終決定となるので、間違えないように注意しましょう。

そして、支払方法についてはクレジットカードが初期入力されていますが、変更はできません。

入力が済んだら、「申込内容の確認」をクリックし、間違いがないかを一通りチェックします。問題なければ、そのまま「お申込み」ボタンを押して完了です。

コインチェック(Coincheck)でんきのメリット

メリットはもちろん、電気代の支払いに応じてビットコインがもらえることですね。各電気事業者でもTポイントなど各種ポイントへの交換サービスもありますが、消滅することなどを踏まえるとビットコインの方が使い勝手はいいかもしれません。

また、イーネットワークシステムズはコインチェックの他にも、リアルワールドゲームス株式会社が開発するブロックチェーンゲームアプリ「ビットにゃんたーず」とも共同のサービスを行っています。

「ビットにゃんたーず」はGPSを利用した位置情報ゲームで、一定の歩数になる度に、ゲーム内独自トークンの「アルクコイン」が付与されます。このアルクコインは未だゲーム内通貨としてしか使われておりませんが、ゆくゆくは他サービスへの決済などに用いらられ、取引所への上場も目指しているとのことです。このように更なる経済圏が広がっていくことも期待できます。

コインチェック(Coincheck)でんきのデメリット

「Coincheckでんき」のサービス自体のデメリットはありません。しかし、契約先であるイーネットワークシステムズには、低圧電力での契約で1年以内に解約した場合、5,500円(税込)の違約金が発生します。他の業者では違約金が発生しなかったり、日割りでの電気料金支払いなどが必要になる場合がありますが、その金額と比較しても高額になっています。

また、以前起きたコインチェックのハッキング事件に際して、コインチェックのサービス停止に伴い、「ビットコイン決済プラン」が一時中断することがありました。セキュリティ対策も改善され、二度と起こることはないとは思われますが、そのような事態ではプランが中止となる可能性もあります。

Coincheckでんきは申込みするべき?

他の電気事業者と比較しても電気代にはそれほど違いはなく、ポイント還元と比較しても大差ありません。ただ、ポイントだと対応している店舗が近くにないと、気づいたら消えてしまっていた!なんてこともあるのではないでしょうか?

ビットコインにした場合だと価格の変動はありますが、期限で消滅することはないので、コインチェックの口座を持っていれば、いつでも現金にして引き出すことができます。

決済サービスの場合は、割引がされるとはいえ、支払分のビットコインを常にキープしておかなければならないのが少し手間になるかもしれません。そのため、ビットコイン付与プランで申込みをする方がおススメです。さまざまなサービス展開も今後予想されますが、2017年のブーム時には口座開設にも非常に時間がかかった事例もありますので、今のうちに口座開設してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
アイリス

エンタメ業界で仕事をしながら、仮想通貨のトレードやNFTの作成で副業中。初心者から悪戦苦闘した経験や使って便利だった機材を紹介しています。

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